東京大学大学院工学系研究科
マテリアル工学専攻 吉田(英)・増田研究室(構造セラミック材料学)
H. Yoshida Laboratory (Structural Ceramics)
Dept. Materials Science, School of Engineering, The University of Tokyo

ご挨拶

構造セラミックス材料の機械特性は、結晶粒界や界面における原子配置、化学組成により大きく左右されます。また、構造セラミックの耐熱性や可塑性を決定する高温物質移動現象が、外部からの電磁場によって大幅に変化することが明らかになりました。本研究室では、粒界における微細構造や物質輸送の制御に基づく構造用セラミックスのユニークな機械特性の発現、また変形・破壊機構と原子間相互作用の理解に基づく新規構造セラミックス材料の開発を目指しています。最近の研究テーマは次のとおりです。

  • 粒界制御されたセラミックスの高温変形および破壊
  • 強電界下セラミックス超塑性変形
  • 強電界下セラミックスの力学応答と物質移動現象
  • ユニークな異方性微細組織を使用したセラミックの機械的特性の向上
English ver.

The mechanical properties of structural ceramics and composites are governed by the atomic configuration and chemical composition at the grain boundaries and interfaces. In addition, our research has revealed that the high temperature mass transport phenomenon that determines the heat resistance and plasticity of ceramics is significantly influenced by externally applied electro-magnetic fields. Our laboratory aims to develop unique mechanical properties in structural ceramics by means of controlling grain boundary structures and to develop new structural ceramics based on understanding of deformation / fracture mechanisms and atomic interatomic interaction. Recent research topics are as follows.

  • High temperature plastic flow and failure of grain boundary-controlled ceramics
  • Superplastic flow of ceramics under applied strong electric fields
  • Mechanical response and mass transport phenomena of ceramics under strong electric fields
  • Improvement of mechanical properties of ceramics using unique anisotropic texture

お知らせ

プレスリリース「脆いセラミックス同士を組み合わせると壊れずに変形するようになる現象を発見 ―強靭なセラミックス材料開発のための新たな設計指針を提案―」
青木勇太さん(D2)が、The 19th SNU-TU-UT WorkshopでBest Presentation Awardを受賞しました。
青木勇太さん(D2)が、Nanomechanical Testing in Materials Research and Development IXでPoster Award (Poster Preview 1st Place)を受賞しました。
青木勇太さん(D2)、Kamarul Aiman Bin SHARIFFUDDINさん(M2)、および大城快之さん(B4)が、粉体粉末冶金協会2024年度春季大会で優秀講演発表賞を受賞しました。
Journal of the American Ceramic Society誌に掲載された論文 (Nakamura et al. 2023) が、同誌のTop 10% Downloaded Articleに選ばれました。
今西創生さん(M2)がMRM2023/IUMRS-ICA2023でGraduate Student Awardを受賞しました。
Ying Yangさん(D1)がJSPM International ConferenceでPoster Award for Outstanding Presentationを受賞しました。
今西創生さん(M2)が新学術領域「機能コアの材料科学」若手の会で優秀発表賞(銅賞)を受賞しました。
南部洸太さん(D3)が粉体粉末冶金協会2023年度春季大会において優秀講演発表賞を受賞しました。
青木勇太さん(D1)がフランス・リヨンで開催された国際会議XVIII Ecers 2023に参加しました。
インドIIT Indoreよりファカルティご一行が訪問されました。
吉田英弘教授が、日本セラミックス協会 JCS-JAPAN 優秀総説賞を受賞しました。
中村綾さん(M2)がマテリアル工学専攻における優秀修士論文賞を受賞しました。
今西創生さん(M1)が第171回超塑性研究会において最優秀ポスター賞を受賞しました。
青木勇太さん(M2)がLPSO/MFS2022においてBest Poster Awardを受賞しました。
青木勇太さん(M2)が粉体粉末冶金協会2022年度秋季大会において優秀講演発表賞を受賞しました。
中元綾乃さん(M2)が日本セラミックス協会第35回秋季シンポジウム「高密度化の科学と技術-焼結技術の新たな展開-」において優秀発表賞を受賞しました。
黎烈暘さん(M2)が粉体粉末冶金協会2022年度春季大会において優秀講演発表賞を受賞しました。
日本金属学会関東支部第18回ヤングメタラジスト研究交流会において、青木勇太さん(M1)が最優秀ポスター賞、中村綾さん(M1)が優秀ポスター賞を受賞しました。
玉生大貴さん(M2)が日本セラミックス協会第34回秋季シンポジウム・高密度化の科学と技術において優秀講演発表賞を受賞しました。
各ページを更新しました。
青木勇太さん(M1)と中元綾乃さん(M1)が粉体粉末冶金協会2021年度春季大会において優秀講演発表賞を受賞しました。
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